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外付けハードディスクメーカーの修理センターに依頼
>データ復元について、ある業者が提案した方法からの続きです。
故障した外付けハードディスクをメーカーの修理センターに宅急便で送りました。
診断が終わって結果のFAXが届くのに、8日かかりました。
FAXの題名は「データ保護についてのご確認」です。
診断の結果は
データの状態:ドライブ故障の為、データ保護修理不可。
確認症状:異音(リトライ音)、認識不可を確認いたしました。
故障箇所:ドライブの故障(ヘッド、ディスク)を確認いたしました。
修理方法:ドライブユニットの交換を伴う修理となります。(修理によりデータは初期状態となります)
結局、こういうことを言っているんですね。
「修理の結果、ハードディスク内のデータは消えてなくなってしまいますけど、構いませんか?
構わないなら、修理をしますよ」って。
何が修理だってんだ!!
ただ、新品と交換するだけじゃないかい!!
そりゃ、新品と交換するんだから、データが消えてなくなるのは、当たり前だよ!!
それを、いかにもすごいことをするみたいに「データは初期状態となります」とか、書きやがってねぇ。
だいたい、データがなくなってしまったら困るのに、紙切れ一枚で軽く報告してくるのが頭に来ます。
まぁ、予想通りといえば予想通りなのですが、わずかながら望みを抱いていたので、がっくりです。
修理センターに電話しました。
苦情の電話です。クレームの電話です。普段はそんなことしないのですが、会社のもので自分のものじゃないので、「駄目でした。へへへ」って笑って上司に報告するわけにはいきません。
データを消さないで修理するように頼みました。
しかし、「できません」の一点張りです。
そりゃそうでしょう。データ復旧まで保障してたら大変ですからね。妙に自分は物分りのいいので、こういう時はホント役立たずです。
でも、たたじゃ引き下がらない物分りの悪い人間にならなければなりません。
そっちでデータ復旧はできないなら、データ復旧業者で修復してもらうから、それにかかった費用を請け負ってくれよ。全額無理なら、一部でも請け負ってくれよ。
事前にネットでデータ復旧にかかった費用をメーカーに肩代わりしてもらった人とかがいないか、検索して探してみたけど、そういう記事はないんですよね。
実はあるけど、口止めされているだけなんじゃないの?なんて思ったりしたけど...
物分りの悪い人間になって、交渉してみました。
「自分のところで作っている製品に責任をもたないんですか?」
「製品には責任を持っております。しかし、中にあるデータまでは保障をしておりません」
とかなんとか言いますね。
「でもね、御社の製品が壊れたから、中のデータが取り出せなくなったんでしょ?それも、買ってから3ヶ月ほどで壊れたんですよ。3ヶ月で壊れるような製品を作っているのに責任を持っているのかい?」
「お気持ちは十分分かります。しかし、これは決まりでして。保証書にもその旨を記載しておりますので」
うん、確かに書いている。
僕の力では無理だ。でも、決まりってなんだ?会社が勝手に決めている決まりだろうに。
憲法でも法律でも条令でもないだろ。
それとも何?ハードディスク製造メーカー間での取り決め?
データ保証はしないようにしようよ。お互いの為にねっ!みたいな決まりがあるんでしょうかね?
ある会社がデータの保証まで行うようにしたら、その会社のハードディスクを買いますよね?
でも、その保証にかかるコストまでが、製品の価格に含まれるようになりますから、ハードディスクの価格は高くなるでしょうね?
というか、壊れないハードディスクを作ればいいのに。そうしたら、保証にコストがかからないから、価格は高くならないじゃん。
壊れないハードディスクを作るのにコストがかかるんだよね。
でも、もっと製品のテストを重ねて、壊れる確率は下げてほしいよね。
その製品テストと、クレーム対策コストを天秤にかけたら、クレーム対策コストのほうが安いんでしょうね。
サポートセンターの人かわいそうね。
僕も、簡単に引き下がるわけにはいかないし、相手も引き下がれないし。
お互いに、ストレス溜めちゃってるんじゃないかな?
まぁ、実際壊れないハードディスクを作るのは無理なんでしょうけど。
世界の平和のために技術が進歩して壊れない大容量記録媒体が開発されるのを強く望みます。
でもね、でもね
買って3ヶ月で壊れるのは、あんまりだ。
むしろ、買ってすぐ壊れるほうが、よっぽどいい。
データを保存する前に壊れるほうが、迷惑がかからない。
「とにかく、買ってから3ヶ月ほどで壊れるハードディスクを作っている、あんたとこのハードディスクはもう買わないようにします」って言ったら、
「お客様の感情ですので、構いません」とのことでした。
さて、メーカーの修理(新品に交換)はせず、現品を返送してもらいまして、
次は、データ復旧業者にハードディスクを診てもらうことにしました。
投稿日:2007年06月22日|カテゴリー:外付けハードディスク増設から故障までの顛末記
関連記事はカテゴリー・アーカイブから→ カテゴリー「外付けハードディスク増設から故障までの顛末記」のアーカイブ【追記】
修理センターに電話したときに検査の内容を質問をしたのを思い出しました。
そのときのメモが出てきたので追加しておきます。
- 概観検査 ケース ハードディスク本体
- 製品への組み付け確認
- 通電検査
- 異音確認
- 認識検査
ケースに入れた状態でパソコンからの認識。
ハードディスク本体でのパソコンからの認識 認識できないことを確認
詳細は忘れましたが、ほとんど自分でやったことと変わらないやん。
ハードディスクの本体を開けて、基盤が正常かどうかの検査とかはしてくれてないわけですね。
ハードディスクの本体を分解したら、データが消滅する可能性があるから出来ないのかも知れませんが、じゃあ こっちがデータが消えることを承諾したとしても新品と交換するだけでしょ。
「データが消えるかもしれませんが、一か八か分解修理やってみます。失敗しときはデータが消滅してしまうかもしれませんが構いませんか?」って意味で「データ保護についてのご確認」のファックスを送ってきたんなら納得するんですよ。
けど、そんな努力もしないで「データが消えても構わないなら、新品と交換しまーす」って、承諾をした善意を踏みにじってますよね。
しかも、もうそのメーカーのハードディスクは怖くて使いたくないのに、新品を送ってこられても困るだけです。
データ復旧業者に依頼に続きます
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