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Top外付けハードディスク増設から故障までの顛末記データ復旧業者に依頼

データ復旧業者に依頼

外付けハードディスクメーカーの修理センターに依頼からの続きです。

メーカーのサポートの修理は新品に交換するだけです。ハードディスクの中のデータは復旧してくれません。

ですから、専門の復旧業者に電話をして費用はどのくらいかかるのか、実際に聞いてみることにしました。

というか、実はメーカーの修理に出す前に、何件か業者に電話をして大体の価格を聞いていたんですけどね。

選んだ業者はですね、グーグルで検索して結果ページに表示されたものを上から順にホームページを開いて電話してまわりました。

業者の名前は伏せておきます。別に、悪いことを書くわけではないんですけど、少し時間がたったので記憶が定かではない部分もありますので、間違ったこと書いたら迷惑をかけてしまいますから。

料金についてですが、電話で症状を伝えただけで大体の見積もりを出してくれるところと、出してくれないところがありました。

実際に現品を見ないと、はっきりとしたことは言えないでしょうから理解できます。

電話で症状を伝えただけで、大体の見積もりを出してくれたところも、「実際に現物を見てみないとはっきりしたことは言えませんけど、お話から察するところ大体これぐらいだろう。だけど、現品を送ってもらってきちんと診断してみないとわかりません」と現品を診断してから見積もりが変わってしまうことを再三念を押します。

やはり、論理的障害であるなら安く修理できるけど、症状を伝えると重度の障害の部類だと判断しますね。

あるところは
40万~65万くらい。初期診断は無料でしますから、すぐにハードディスクを送ってください。はっきりした見積もりは診断後にお知らせします。

他のところでは、
中度の障害(ハードディスクを分解しなくても修理が出来るレベルの障害)なら34万8000円(結構、細かい数字を出してますね)だけど、重度の障害(ハードディスクを分解する必要があるレベルの障害)なら、かなり費用がかかります(こっちは具体的な金額は言わない)
話を聞く以上では、重度の可能性が高いですね。

あるところは
初期診断料が52500円。異音がするなら重度の障害ですね。重度の障害ならば精密調査が必要だからその費用が15750円。
データを復旧は500GBなら45万円以上はかかります。

これ重要です。
ハードディスクの容量によってデータ復旧にかかる費用が変動するんです。もちろん大きいほうが高いです。

これは、中に入っているデータの量ではなくて、ハードディスクの容量です。
500GBのハードディスクに10GBしかデータが入っていなくても安くなるってわけではなかったです。

ディスク内を全てスキャンしてデータを探すので、ハードディスクの容量が大きければ作業工程が増えて復旧費用は高額になるそうです。

もちろんパーディションを区切って、どのパーティションにあるデータを復旧するのであれば、調べるのがそのパーティションだけになりますから、パーティションの容量で価格は変動することになります。

自分は500GBもの大容量のハードディスクをパーティションも区切らずに使用していたので、データを復旧する費用が高額になってしまうんですね。パーティションを区切っとけば良かった。

40万~70万くらいの価格帯で見積もりを出すところが、最も多かったですね。

中には130万~178万という所もありました。

どの業者も電話で問い合わせただけで、現物を見ていない状態では、高めに見積もりを出していると思います。

でもですね、あんまり高く見積もりだすとお客さんは依頼しないだろうから、その辺りの駆け引きもあると思いますけどね。

それとですね、電話で質問をしていても「ぜひぜひ、うちで修理をしてください」って、案件をとるのに必死なところは意外と少なかったですね。

ひとつとても積極的なところがありましたけど、それ以外は ”お客さんをゲットするぞ!!”感が薄かったです。

1つ最大で10万円。それ以上は頂きませんというところがありました。
これね、おそらく「10万以上費用がかかる修理はしない」っていうことだと思うんですよ。

だから、うちのハードディスクを送っても「データの復旧は出来ません」といって断られるだろうなって予想が出来るんですよ。

だけど、電話で症状を伝えると「難しいかもしれないですね」的ニュアンスの答えです。
はっきりと「うちでは復旧できません」とは言いません。


たくさんの業者から見積もりを取って、その結果を社長に報告しました。僕は正直に「10万円以上は頂きません」の業者も社長に報告したものだから、社長は「ここに依頼しろ」って言います。

僕は「10万以上費用がかかる修理はできないって言う意味だと思いますよ」って言っても、「安いから、いいやんか。」と言うものですから、そこに送ることにしました。

「残念ながら、データの復旧は出来ませんでした。更に技術力を高めるようにがんばります」みたいなことを書いた手紙と一緒に送料着払いでハードディスクが帰ってきました。その前にメールで連絡がありましたけどね。
メールの一部です。

データ復旧初期診断のご依頼ありがとうございます。
初期診断が終了いたしましたので結果についてご連絡させていただきます。

データ復旧の可否:不可
※モータの異常(調整不可)

案の定と言えば案の定です。
ハードディスクを送料はこっちが払いました。
安物買いの銭失いです。

いくつも復旧業者に電話をして話を聞いたのですが、中には詳しく説明をしてくれる親切な業者もあります。

モーターに異常がある場合、ハードディスクを分解してプラッタを取り出して、そのプラッタを専用の機械に取り付けてデータを読み取るそうです。

その専用の機械を保有しているのは、日本で2社のみなんだそうです。

その専用の機械を保有していない業者はその2社の機械を借りる、もしくは、外注に出すことになるそうです。
ですから、ハードディスクを分解してプラッタを取り出すような修復を行う場合は費用が高くなりますし、機械の空きを待つために時間もかかります。


データ復旧業者には初期診断料を取るところと初期診断料が無料のところがありますね。

初期診断っていうのは、ハードディスクを預かって検査をして、見積もりを出す為の診断です。または、自社で修復が出来るかどうかを判断するためと言ってもいいでしょう。

ですから、その診断の程度も業者によってまちまちです。分解検査もでするところもあれば、分解しないで外観検査や接続検査や異音検査で判断するところもあるでしょう。

後者ですと無料でやってもたいした負担はないと思います。

しかし、初期診断で分解検査までやるとなると、業者にはかなり負担があるでしょう。ここまでやったんだから、是非案件を取りたいと思うはずです。そうしないと、検査ばかりでタダ働きになってしまいますからね。

それと、分解検査をやる場合はホコリのないクリーンルームでやる業者でないと不安ですよ。プラッタにホコリが着くとデータの読み取りが出来なくなるらしいですから。

まあ、そんな感じで次は初期診断料無料、電話での見積もりでは40万~70万円と言う業者に送ることにしました。

しかし、この時点で故障した外付けハードディスクのデータ無しでも何とか業務はこなしていけてたわけで、是が非でも修復しなければならないわけではなくなっていました。

データ復旧はあきらめ、再度メーカーの修理センターへ

投稿日:2007年06月29日|カテゴリー:外付けハードディスク増設から故障までの顛末記 このエントリーをはてなブックマーク

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