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IDE(Ultra-ATA)とSATAの共存
ハードディスクを増設する場合、ハードディスクのインターフェイスがIDE(Ultra-ATA)接続とSATAの
接続の物とを一緒に使うことができるのかどうか、今回ハードディスクを増設する際に悩んだことです。
ストップエラー(ブルースクリーン)顛末記ここに書かからている途中の出来事です。
現在、マザーボードにはIDE接続のハードディスクが2基搭載されています。
主にデータを保存していたスレーブのハードディスクの故障しました。
故障する前にデータのバックアップは出来ました。
その故障したハードディスクを交換する際、せっかくだからSATAのものにしようと思ったのです。
IDEよりもSATAの方がデータの転送速度も速いですし、ケーブルが細いのでパソコンケースのなかもす
っきりします。
SATAの方がIDEよりも新しいインターフェースなので、何かと利点が多いですからね。
ハードディスクを購入する際に、パーツショップで相談したところ、IDEとSATAのハードディスクの共
存は基本的に可能であるとのことでした。
しかし、すぐに使える場合もあれば、BIOSの設定をしなければならない場合もあるとのことです。
つまり、マザーボード(以下MB)とBIOSによって、共存の不可、設定方法は異なるらしいとのことでし
た。
相談の結果、絶対に共存できるという保証はなかったのですが、何とかなるだろうということでSATAの
ハードディスクを購入して帰りました。
それでですね、何かの役に立てばと思って試行錯誤した結果を記載しておこうと思います。
同じMBのパソコンの場合にしか役に立たないかもしれません。
もしかしたら、同じBIOSの場合でも役に立つかも知れません。
僕の使っているMBはMSI製のPM8M2-Vです。BIOSはAwordBIOS Var.2.01です。
このマザーボードの情報がネットにほとんどなかったです。
ですので、少しはIDEとSATAのハードディスクを共存する際に役にたてばいいなと思っています。
ハードディスクのジャンパピン設定やマスター、スレーブなどの用語の説明はいたしません。その辺は
基本だと思いますので、各ハードディスクメーカーのサイトで確認してください。検索すれば出てきま
す。
BIOSの設定は記載していないものはデフォルトの設定と思ってください。
SATAのハードディスクを接続する前は、HITCHI HDS728080PLAT20をPrimary Masterに接続していました
。スレーブに接続していたMaxtorのハードディスクが壊れたのでSATAのハードディスクを購入しました
。購入したハードディスクはSEAGATE ST3320620AS Barracuda7200.10(SATA320GB)です。
MBにはSATAのポートが2つあります。SATA1とSATA2と記載されています。どちらに、接続しても違いが
無かったと思います。
SEAGATE ST3320620AS Barracuda7200.10にはジャンパピンがあります。
これは、データ転送速度を3ギガビット/秒で行うか、1.5ギガビット/秒で行うかを設定するものです。
比較的新しい目のマザーボードならば3ギガビット/秒に対応していますが、古いマザーボードの場合対応していない場合があります。
僕のパソコンのMSI製のPM8M2-Vでは、ジャンパピンを取り付けない3ギガビット/秒の設定だと、ハードディスクは認識されませんでした。つまり、3ギガビット/秒には対応していないということだろうと思います。
IDEのハードディスクにWindowsのファイルがあります。起動パーティションですね。
この場合、BIOSの設定は
Adbanced Bios Featueres >Boot Sequence でこのIDEのハードディスクがブートするように設定すれば、SATAは問題なく認識されました。
Boot Sequenceは僕の場合は、1番にCD-ROM、2番にハードディスクに設定しています。
とにかく、IDEのハードディスクに起動パーティションがある場合は、順番はどうであれ、起動パーティションのあるハードディスクがブートするように設定すれば起動します。(もちろん、システムファイルや、マスターブートレコードなどに異常が無ければです。)
SATAのハードディスクを接続するのはSATA1と2は、どちらでも構わないはずです。僕は2に接続したと思います。もし、ハードディスクが認識されない場合は、ハードディスクを付け替えてみてください。
ただ、SATAのハードディスクはBIOSでは認識しませんので。(認識されないというか、表示される項目がないと言った方がいいのかな?)
僕は、ここでIDEのハードディスク(HITCHI HDS728080PLAT20)のOSをSATAのハードディスク(SEAGATE ST3320620AS Barracuda7200.10)へ、丸ごとコピーしました。OSの引越し、Windowsの引越しと言われるやつです。専用のソフトを使いました。
ですので、次はSATAのハードディスク(SEAGATE ST3320620AS Barracuda7200.10)からPrimaryのMasterにしなければなりません。
結局ですね、PrimaryのMasterとかPrimaryのslaveとかそういう感覚じゃないんですね。いろいろと試行錯誤した結果。
簡単に言うとSATA接続したハードディスクからブートするようにすれば良かったということです。
OSの引越しをしたあと、IDEのハードディスクのOSは念のために削除せずに残して置きました。
その状態で、IDEのハードディスクをPrimaryのslaveに接続、SATAのハードディスクをSATA1に接続しました。
感覚としてはSATA1からブートするような気がするんですけどね。
BIOSのBOOT Sequenceの設定は上記のままです。
この場合起動画面に「DISK BOOT FAILURE,INSERT SYSTEM DISK AND PRESS ENTER」の表示が出てWindowsが起動しません。
BIOSのBOOT SequenceをIDE0とかIDE1 とかIDE2とかに変更して試しました。
IDE1のときに起動しました。しかし、IDE接続のハードディスクのWindowsが起動しているんです。
古いほうのOSですね。
まあ、当たり前です。ブート シーケンスをIDE1 にしているわけですから、そのハードディスクにある起動パーティションから起動するはずです。
結果的にですね、AwordBIOS Var.2.01の場合、ブートシーケンスに「Boot From Other Device」という設定項目があるのでそこを「YES」にすると、SATAのハードディスクからブートします。
最終的に、IDEのハードディスクはPrimaryのMasterに接続しています。起動パーティションがこのハードディスクに存在しないし、BIOSのブートシーケンスの設定で、このハードディスクはブートしないように設定しているからMasterに接続しようが、slaveに接続をしようが関係ないと思います。
ちなみにこのハードディスクに起動パーティションを残したままにしておいても、ブートシーケンスでブートしないように設定すれば大丈夫です。もしも、OSの不具合生じたりOSを保存しているハードディスクが故障したりしても、このハードディスクのOSから起動すればデータの復旧ができますね。
こんな感じで、IDEとSATAのハードディスクの共存はなんとかできました。
最初に断ったとおり、マザーボードはMSI製のPM8M2-VでBIOSはAwordBIOS Var.2.01という環境です。
僕の場合は、これで上手くできたと言うことで、ご了承願います。
投稿日:2007年08月18日|カテゴリー:ハードディスク その他
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