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Top外付けハードディスク増設から故障までの顛末記OSの引越し2

OSの引越し2

ハードディスクの丸ごとコピー、またはドライブコピーてやつです。
Windowsを別のハードディスクにそのままコピーしちゃうわけです。

容量の大きなハードディスクに交換して、快適な環境を作ろうという企みです。

前回のOSの引越し1からの続きです。

前回は、エクスプローラーを使ってコピーしましたが失敗におわりました。

ですので、ハードディスク丸ごとコピーソフトを使うことにしました。
選んだのはノートンのghost 10です。

以前のバージョンで丸ごとコピーをしたことがあるのですが、そのときはフロッピーディスクで起動ディスクを作って、そのディスクでDOSを起動させて、DOS上でGhostを操作するという方法でしたが、Ghost10はWindows上で操作ができます。

以前は8.0だったのかな?クローンスイッチがどうとか、こうとかで使い方が難しく、コピー失敗やり直しの繰り返しでとても時間がかかった記憶がありますが、Windows上で丸ごとコピーができちゃうわけですから、これは、とても便利です。

フロッピーディスクドライブの付いているパソコンなんて、もう骨董の粋にたっしてますし、なによりコマンドに慣れていない人には、かなりハードルが高い。

それがWindows上でマウス操作でできるわけですから、初心者にも安心です。
基本パーティションとか論理パーティションとかの知識はあったほうがいいかもしれませんが、付属のマニュアルどおりにやると、それも必要ないかもしれません。

パソコンのケースを開けて、ハードディスクを内臓で取り付ける技術がいるかもしれませんが、ATAをUSBに変換するアダプターも売っていますしね。

内蔵IDEをそのままUSB接続できる!グリーンハウス GH-USHD-IDE IDE USB2.0変換ケーブル

でも、最後に取り換えなきゃいけないから、パソコンのケースは開けないといけませんでしたね。
その方法もGhost10のマニュアルには画像付きで載ってました。
Ghost10のマニュアルはこちらです。PDFファイルですのでAcrobatリーダーとかがインストールされてないと見れませんよ。


ジャンパピンの設定はハードディスク本体に載っていますし、わからなければネットで調べればわかります。この時イメージ検索のほうが情報を得やすいですよ。

交換した古いハードディスクを有効に使うために上のアダプターを買ってもいいし、ドライブ外付け用のケースを買ってもいいでしょう。安いのだと2000円くらいであります。

あれ?アダプターと値段かわんない?

でも、ドライブ外付けケースは少しいい物を買ったほうがいいと思います。

ハードディスクが壊れる原因にハードディスク本体が熱を持つということがありますから、放熱性の高いケースを選ぶほうがいいと思います。

アダプターは丸裸ですから、放熱性が高いですね。だけど、小さいお子さんや猫のいる家にはおすすめできません。
うちの猫こんなんですから、
MyCat.jpg

裸でハードディスクを机に置いていたら基盤が心配です。

さてさて、早速Ghost10を使ってハードディスクを丸ごとコピーです。
僕は上記のATA USB変換アダプターを持っていますので、それに接続しました。
外付けケースに入れるより手軽ですね。これがアダプターのメリットですね。

それと、ハードディスクを交換するパソコン(Fujitsu FMV DESKPOWER CE30E5)はハードディスクの増設ベイが付いてないんです。

ベイどころかIDEケーブルにスレーブがない。
メーカーのサポートに尋ねたら、そもそもBIOS自体が対応していないって。
つまり、IDEケーブルを交換しても無理なんですって。
それで、増設ではなくてハードディスクを換装するはめになったんですけどね。

Ghost10を立ち上げて、ドライブコピーを始めます。
100GB程ですが、2時間強で終わりました。パソコンのスペックが低いので遅いほうでしょう。
それと、USB2.0をかましてますから、それがボトルネックになったかもしれません。

コピー済の新しいハードディスクを古いハードディスクと交換して、さぁパソコンのスイッチを入れます。

ガーン!! 失敗です
メーカーのロゴが出て、Windowsのロゴが出るのですが、ユーザーログインの画面が出ません。

ユーザーのアイコンがない状態で止まります。Windowsの小さいアイコンが真ん中辺りに出ている状態です。

何がいけなかったんでしょう?

USB接続がいけなかったんでしょうか?マスターブートレコードがおかしいのでしょうか?それなら、Windowsのロゴもでないでしょうし?
ユーザーのアイコンでないってことは、Documents and Settingがおかしいのか?

実をいうと僕はここで始めてマニュアルを読んだんです。(^_^;)

ドライブコピーをするとき、それも起動ドライブをコピーするときは、コピー先は「未割り当て領域」でなければならないんです。

僕はハードディスクをフォーマットして、基本パーティションを作って、そこをコピー先にしたんです。

それが原因でした。

ですから、コピー先の新しいハードディスクのパーティションを削除して、すべて「未割り当て領域」にして、USBで接続しました。

「未割り当て領域だから、ドライブがWindowsから見えないんじゃないの?」って思ったら、やはりマイコンピューターには表示されません。

だけど、「ディスクの管理」には表示されますし、もちろんGhost10の画面でも表示されます。

それで、コピー元をCドライブ、コピー先を未割り当て領域を選択します。

オプションは、
エラー確認はコピー元、コピー先ともにチェックしませんでした。

「未割り当て領域を最大限に利用するようにボリュームサイズを変更」はチェックしました。

「OSを起動するためにボリュームをアクティブに設定」 これはチェックしました。

「SmartSectorコピーの無効化」 これはチェックなし。つまり有効ってことです。

「コピー中に不良セクタを無視」 これはチェック。無視してもらいます。

「ターゲットパーティションタイプ」 これは起動ドライブを作りたいのですから、もちろん「基本パーティション」を選択。

「ドライブレター」 これは「なし」にするようにマニュアル125ページに書いています。

「MBRのコピー」 これはもちろんチェックです。前回の「第三のシステムを使う方法」でエクスプローラーでコピーしたとき、これがうまくいかないで困ったのですから。

そして、コピーをスタート。待つこと2時間。昼休みに少し入ったところでコピー終了。

昼飯は後回しで、ハードディスクを交換します。

さて、緊張の一瞬です。

パソコンの電源をいれます。

おおお!! !(^^)!
成功です!!


いやー、以前のバージョンに比べると実に楽です、手軽です。
ちょっとお金をけちって、「第三のシステムを使う方法」を試みましたが、
Ghost10を使うと、比較にならないくらいラクチンです。

最初から、マニュアル読んでやっときゃもっと楽だった。(*^_^*)

無事、ハードディスクの交換も終わり。デザイナーさんが昼から出勤。

「パソコンがさくさく動くようになったぁ!!」と喜んでもらえました。


Ghostは単体でも買えます。

投稿日:2007年07月20日|カテゴリー:外付けハードディスク増設から故障までの顛末記 このエントリーをはてなブックマーク

関連記事はカテゴリー・アーカイブから→ カテゴリー「外付けハードディスク増設から故障までの顛末記」のアーカイブ

<追記>
うまくいったのですが、実はコピー先のハードディスクのパーティションが1つになってしまいました。

考えられる原因は「未割り当て領域を最大限に利用するようにボリュームサイズを変更」にチェックを入れたことですかね?

または、未割り当て領域を残して論理パーティションを作り、残した未割り当て領域にコピーすれば良いのかもしれません。

あくまで推測です。すみません(-_-;)

ここまで検証したかったのですが、デザイナーさんが困っていたのでやり直しはしませんでした。

パーティションの分割は、後から「パーティション・マジック」というソフトを使って行いました。

<追記>
その後機会があったので、「未割り当て領域を最大限に利用するようにボリュームサイズを変更」にチェックを入れずにコピーを行いましたら、コピー元のパーティションサイズだけが、コピー先のハードディスクにパーディションが作成され、残りは見割り当て領域で残りました。

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