その他

ひょんなことから、ご近所さんのパソコンサポートをすることになりました。
65歳の男性の方で、パソコンは全くの素人です。

FMVのノートパソコンを3万円ちょっとで、中古パソコン業者から通販で購入したそうです。
OSはWindows2000SP4でした。
ハードディスクが40GB、メモリが128Mb、
CPUは覚えてないので、後日確認します。

事前の話によると、個人でパソコン教室をやっている先生に1時間あたり2000円で教えに来てもらっているそうです。
1時間2000円ですか。いい値段です。

その先生が、無料のウィルス対策ソフトをインストールしようとしたけど出来なかったそうです。おそらく、avastだと思います。
それで、新しいパソコンを購入することを勧めてきて、結局言いなりになってその先生の紹介で業者からDELLのノートパソコンを8万円ほどで購入する事になっていました。
スペックはOSがXP、CPUがセレロンで1.68ｈｚ、メモリが１GB、ハードディスクは120GBでしたので、値段としては妥当でしょう。

しかし、ウィルス対策ソフトがインストールできないと言うのが、ちょっと不可解です。
パソコンのスペックが原因でウィルス対策ソフトをインストールできないのでしょうか？
avastのシステム要件を見ましても、

Windows® 2000/XP® ワークステーション (サーバ不可) が稼働しているコンピュータ:
Pentium クラスのプロセッサ, 64MB RAM (128MB 推奨) と 50 MB のハードディスク空き容量

とあります。
幾ら中古でも、この要件を満たしていないほど、スペックの低いパソコンではないでしょう。
唯一考えられるのはハードディスクの空き容量ですが、これも買ってきたばかりの中古パソコンですの50MB以下というのは考えられません。

こんな事を、その65歳のおいちゃんが、近所の飲み屋で話しているところに、その店のマスターに呼ばれて、なんだか無料でパソコンサポートをすることになりました。

次の日、お宅に伺いパソコンを見せてもらいまいた。
「仮想メモリの最小値が低すぎます」の警告が出ています。
仮想メモリの最小値の設定は、システムのプロパティで行えます。
「マイ・コンピューター」のアイコンを右クリックして、システムのプロパティ画面を開きます。
XPでは、「詳細設定」タブ＞パフォーマンス欄の「設定」ボタンをクリック
「パフォーマンスオプション」ダイアログの「詳細設定」タブを開き、「仮想メモリ」欄にある「変更」ボタンをクリックすると「仮想メモリ」ダイアログが開きます。
ここが、12とかとても小さい値でしたのでとりあえず512MBに設定しました。
初期サイズと最大サイズを同じ容量に設定します。
こうする事で、フラグメーション（断片化）が起こりにくくなるという効果があります。
これで、「仮想メモリ最小値が低すぎます」の警告は出なくなりました。

無料のウィルスソフトがインストールできなかった原因が、これだったらいいんですけど、パソコンを観察すると、どうもおかしな挙動がおきます。

目に見えておかしいのは、IMEツールバーが2つ現れたり、IE起動でエラーが出たり、中国のサイトに飛んだりします。ウィルスの気配がします。　

次に、タスク・マネージャーを立ち上げて観察すると、なにもソフトを起動していないのにCPU使用率が跳ね上がる。
これからも、ウィルスが入っている気配がします。
タスク・マネージャーを観察していると、mercysystem.exeというのが怪しい。
プロセスに4つほど現れたり、消えたりしてCPUを使用しています。
WEBで検索したのですが、何も情報を得る事は出来ませんでしたの、ウィルスと断定はできません。

トレンド・マイクロのオンラインスキャンでウィルス感染しているか調べました。
すると、9つのウィルスが見つかりました。
そのうち、5つはトレンドマイクロのオンラインスキャンで駆除できたのですが、幾つか駆除できません。
駆除できなかったウィルスの記録をおいちゃんのパソコンのテキストファイルにメモしたのですが、プリンターのインクがないってことで、持って帰らないままです。
ウィルスファイル、もしくはウィルスに感染したファイルについては後日追加します。

因みに、ウィルスファイルを削除しようとしましたが、Windowsが起動している状態では削除できませんでした。DOSで起動してコマンドで削除する必要があるようです。
しかし、ウィルスファイルはすべてsystem32フォルダ内にありましたので、本当は必要なファイルに感染しているかもしれません。ですので、誤って削除した場合にWindowsのインストールCDからコピーーしたいのですが、WindowsのインストールCDがありません。

中古のパソコンって、WindowsのインストールCDは付属してにんですか？
というか、メーカー製のパソコンってWindowsのインストールCDが付属していないようですね。
リカバリCDは付いて来ますけど、OSのCDは付いてこないようです。
正規版のWindowsかどうか、怪しいもんです。

じゃぁ、リカバリCDは？って聞くと、これもない。
中古パソコンを購入した業者に電話して、「リカバリCDは付いていないんですか？」って、聞くと「無料で送ります」ですって。だったら、最初から付けて下さいよ。
その中古パソコン業者は購入後180日間は無料で何度でもリカバリは行ってくれるそうです。
しかし、送料はユーザーの負担です。180日以後はリカバリ1回4980円＋送料です。
もしかしたら、こういった作業による収入を見込んでいるのかも知れないですね。

IE起動時に出るエラーも直し、ついでにJ-Wordがインストールされていたのでそれもアンインストールしました。
IE起動時に出るエラーに付いては、次回に書きます。
そして、このおじさん、パソコンを入手してからWindowsのアップデートを1回も行っていないようです。
トレンドマイクロのウィルススキャンでセキュリティー・ホールが90も見つかりました。
おそらく、アップデートをしていないからだと思います。
アップデートもせず、ウィルス対策ソフトもインストールしまいまま、インターネットに接続しWEBを閲覧してたようですから、ウィルスに感染したようです。
初心者の人って、セキュリティ対する意識や知識が低いですね。

今回の作業はここまでです。
リカバリCDが届いて、Windowsを初期化します。
初期化すれば、感染したウィルスはなくなるのですが、その前にちょっと試しに自分で駆除してみようかなと思っています。
それで、最悪Windowsが起動しなくなっても、リカバリすればいいだけですので。
無料でやっているパソコン・サポートなので、そのくらいの勉強をさせてもらってもいいでしょう？

ウィルスを駆除した後に、無料ウィルスソフトをインストールします。
これで、インストールできればハードは原因ではないってことですからね。

その状態で、しばらく使用してもらい、動作が遅いなど使い勝手が悪いようでしたら、メモリを増やす予定です。

パソコンの先生が購入を勧めたパソコンは？
既にキャンセルしてもらいました。
最初に買った中古パソコンは買ってから3ヶ月も経ってないらいしいので、もったいないでしょう？
それと、このパソコンの先生ちょっと怪しいんです。
おいちゃんに浄水器を勧めて買わせてるんですよ。30万円だったかな。

投稿日:2008年02月07日|カテゴリー:その他

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