表示形式で四捨五入?
今日の授業で、「ツールバーの小数点表示桁下げを使うと自動で四捨五入される」とありました。
しかし、本当にそうでしょうか。少し疑問がおこりましたので、検証しました。
ためしに
A1セルに7.16と入力してみます。
A2セルに7.15入力します。
それぞれのセルの小数点表示桁下げを行って小数点第1位までを表示します。
どちらも、小数点第2位で四捨五入すると切り上がりますから、7.2なります。
さて、次に適当なセルに(A3セルでいいでしょう)数式「=A1 + A2」と入力します。
結果は14.31になります。
試しにこのセルの桁を下げて小数点第1位まで表示するように変更してみます。
結果は14.3になります。
おかしいですね。
7.2 + 7.2 = 14.3 ????
7.2 + 7.2 = 14.4 のはずです。
これは、小数点表示桁下げで数字を丸めた場合、「見かけ上」四捨五入をしただけで、実際にセルの中の値は、元の少数のままです。
ですので、セルを参照して演算を行った場合、元の数データのまま計算しますので、
7.2 +7.2 は 7.16 + 7.15 なのです。
ですから、その結果は14.31になります。
見かけではなく、セルの値を実際に四捨五入する場合は「ROUND」関数を使います。
投稿日:2007年10月11日|カテゴリー:エクセル
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